ぐりまの読書日記

読書が好きです。本の感想など。

北村薫さんが大学で講演をしたらしい

今朝新聞を見たら、ミステリ作家の北村薫さんが、西南学院大学で講演をしたという記事が載っていた。
いいなー!!講演を聞けた学生さんがうらやましい。
さっそく記事を読んでみた。

講演のタイトルは、「読むこと、書くこと」。

記事の中の、北村さんの言葉を引用させてもらう。

『もし世間で良いと評判の作品がわからないと感じたら、まだ味わえる境地に至っていないと謙虚な気持ちになった方がいい』

…さすが北村薫さん。
お話される内容も、本への、そして読者への優しさがあるなあ、と感嘆してしまった。

評判になってる本がいまいち気に入らなかったとき、私の場合、「まあ世間受けはするんだろうけど、私の感性には合わないみたいだわ」なんて考えて、その本の良さを否定してしまっていた。
そんな自分の傲慢さを反省。
なんだ、私の方に受け入れる器がまだ無かっただけだったんだ!

でもそれは、逆に言えば、今はわからない本の良さも、これから経験を積むことでわかるようになれるということだ。

それもまた、楽しみが増えて良いかもしれない。

…と考えて少し嬉しくなった、朝の時間だった。


本文中の記事は
https://www.yomiuri.co.jp/kyushu/culture/shimbun/20181129-OYS1T50012.html
九州発 読売新聞西部本社「新聞のちから」
から引用しました。